【SV S12 最終182位 R2027】エンペルト使い最強となるまでの軌跡

閲覧いただきありがとうございます!

SVではセクメと名乗っている者です。

ポケモンSV S12お疲れ様でした!!!

目標であったR2000を達成したので簡単にではありますが、構築記事を書きたいと思います。

お時間のある際に読んでいただけると幸いです…!

 

【目次】

 

【構築概要】

レンタルも公開しているので興味のある方は是非…

 

【結果】

TNセクメ 最終182位 R2027

 

【構築経緯】

前期使っていて強かったエンペルトを使ってエンペルトの強さを証明したく、チョッキエンペルトを軸に構築を組み始めた。

次にエンペルトが苦手とする格闘タイプ地面タイプに強く、相性補完に優れているカイリューを相棒として採用。

この2体は基本後発要因のため、初手出しが安定し、火力があって足が速く、タイプ一致テラスタルで一掃が狙えるスカーフ悪ウーラオスを採用した。

この3体できついポケモン・動きとして、トドロクツキ、ヘイラッシャ、キョジオーン、キノガッサ、積み展開があったため、

トドロクツキ、ヘイラッシャに対してブエナハバタクカミ。キョジオーン、キノガッサに対してはやるき隠密コノヨザルエンペルトが起点にされ、積まれることが多かったためそれを流す要因としてあくびガチグマを採用して構築が完成した。

 

【個体紹介】

ハバタクカミ@ブーストエナジー こだいかっせい

テラスタイプ:電気

臆病 130-×-92(132)-187(252)-155-188(124)

めいそう/ムーンフォース/10まんボルト/いたみわけ

B:意地特化パオジアンの不意打ち確定耐え

C:ブッパ

S:ブーストエナジーS上昇調整

特殊高速アタッカー枠。後発から最後の詰めを安定して行ってくれていた。また、役割対象であるトドロクツキには躊躇なく10まんボルトを打ち込み、飛行テラスに対して非常に強くでれた。さらに痛み分けがあることによって、チョッキガチグマには瞑想から痛み分けムンフォで狩ることができ、同じくラキハピにも痛み分けがあることでゴリ押すことができた。(TODができないことは検証済み)

ラスタルはトドロクツキのアクロバット、鋼技を半減にするために電気を採用した。相変わらず電磁波環境でもあったため、電気テラスが生きる場面は多かった。

選出率4位

 

ガチグマ(アカツキ)@食べ残し しんがん

テラスタイプ:フェアリー

図太い 219(244)-×-178(172)-167(92)-85-72

ハイパーボイス/だいちのちから/あくび/つきのひかり

H:実数値奇数

B:A上昇トドロクツキの飛行テラスアクロバットを2耐え、陽気水ウーラオスの水テラスすいりゅうれんだを高乱数耐え

C:無振りパオジアンをブラッドムーンで確定1発(当初ブラッドムーンを採用していたが、途中でハイパーボイスに変更し、そのままの調整…)

本構築のストッパー枠。多くの積みポケモン(トドツキ、カイリューなど)を流す要因や物理ポケモンに対するクッションとして活躍してくれた。ガチグマのブラッドムーン・あくび対策として身代わりを採用されていることが多く、ブラッドムーンに使いにくさを感じたため、シーズン中盤でハイパーボイスに変更した。ハイパーボイスに変更したことによって身代わりを貫通することができ、身代わりから積みの行動を許さなかった。また、あくび、つきのひかりを採用したことによって対面操作を行うことができ、裏のポケモンに対して負荷をかけることで優位になることは多かった。

しかし、けたぐりカイリューが増えたことで選出しにくくなってしまい、シーズン終盤はほとんど出してあげることができなかった…

ただ、ガチグマの選出圧力によって相手の選出を読みやすくなったことは確かであり、S12最後の対戦で活躍してくれたため、ガチグマの採用は間違いではなかったと思っている。

選出率6位

 

ウーラオス(悪)@こだわりスカーフ ふかしのこぶし

意地っ張り 183(60)-195(220)-120-×-80-146(228)

あんこくきょうだ/インファイト/アイアンヘッド/とんぼがえり

H:A特化カイリューのノマテラしんそくを2耐え

A:あまり

S:S+1最速カイリュー抜き

俊足高火力アタッカー兼初手要因枠。タイプ一致テラスタル確定急所技の圧倒的火力を上から押し付け、有象無象を一掃していた。初手出しが安定し、不利対面では蜻蛉返りから裏に繋ぎ、有利対面・どちらとも言えない気まずい対面であれば初手テラスあんこくきょうだを打ち込むことで一瞬で終わらせることも多々。特にオーガポン対面において、無振りであれば悪テラスあんこくきょうだで確1を取ることができるため、オーガポンに対しては臆さずテラスタルを切っていた。(じゃれつくに引けるポケモンがいないだけ)

アイアンヘッドの枠を不意打ちにするか迷ったが、悪ウーラオスに対してフェアリーテラスを切ってくるポケモンが出てくることが多かったため、そこに対して打ち込める鋼技は欲しかった。(上からのアイヘ怯みの上振れも狙えたり…)

「悪ウーラオスは襷」という固定概念を活かし、意表を突けるスカーフで採用したことは良い判断であったと思っている。(スカーフを見せないプレイングはかなり重要だった)

選出率2位

 

コノヨザル@隠密マント やるき

陽気 217(252)-136(4)-100-×-110-156(252)

ビルドアップ/ふんどのこぶし/ドレインパンチ/ちょうはつ

H:ブッパ(調整が浮かばなかったため)

A:あまり

S:最速(S補正なしのウーラオス、イーユイを意識)

最高の補完枠。構築上重かったキノガッサ、キョジオーンの対策として完璧な役割を果たしていた。シーズン終盤、負けん気チョッキコノヨザルが流行ったおかげでキノガッサがきのこのほうしを打ってくることが多く、1ターン無償で得られることができ、襷を剥がしておくことで引かれたとしても裏での処理が可能となった。S関係を変えるためにじならしを打たれることもあったが、隠密マントのおかげで憤怒の拳の火力が上がるだけでアドでしかなかった。キョジオーンに対しては隠密マント+挑発があることでこの猿に何もすることができず、この構築にキョジオーンを出された時はほとんど負けることはなかった。この2体以外にも挑発があることで受けにも強くでることできるなど出せば仕事をしてくれていた。最速にすることで準速ウーラオス、イーユイの上から動くことができ、最速が有利に働くことは多かった。どんな調整をすべきかは最後までわからなかったため、正直適当。(イーユイを倒せるまでAに努力値を振るかは諸説)

環境にビルド型がいなかったことやチョッキ型が流行していたことがかなり追い風になったと思っている。

選出率5位

 

カイリューゴツゴツメット マルチスケイル

腕白 195(228)-157(20)-151(180)-×-121(4)-110(76)

りゅうのまい/しんそく/じしん/はねやすめ

H:実数値奇数

A:無振りウーラオスのB下降状態(インファイト後)をゴツメ+ノマテラしんそくで最低乱数切って1発

B:意地悪ウーラオスのA+2あんこくきょうだが基本マルスケで受かる、意地パオジアンのつららおとしをマルチスケイル込みで確定耐え

D:端数

S:S+1で最速ウーラオス抜き

200の顔を持つポケモン枠。エンペルトの相棒枠として採用したが、正直こいつがいるだけで選出圧力となり、200の顔を持っているが故にテラスタルを強要できる点はやはり最強の所以だと感じた。型に関してはエンペルトをはじめ、構築全体でウーラオスが重めだったためHBゴツメで採用。ゴツメで著名な型として電磁波アンコ、渦アンコがあったが、対策必須の型であるという点でメタられていることを考慮し、受けられて殴れる方が強いのではという考えのもと、竜舞を採用した。結果的にはそれが功を奏し、ゴツメ故に電磁波やアンコールをケアする相手の行動に合わせて竜舞をし、サイクルを破壊する場面は多くあった。しかし、水ウーラオスに対しては抜本的な解決策にはなっておらず、氷技持ちかを判断するために余計なサイクルを回す必要があり、パングロ持ちにはかなり苦しい対戦を強いられていた。そのため、最後までカイリューの型を考察し続けていたが、結局良案を出すことはできず、この型で走り切った。

エンペルトの相棒枠として構築の要を担っていたが、正直この枠は諸説である。

しかし、出せば必ず良い仕事をしてくれ、プレイングさえ間違わなければこいつを通して勝つことは容易であった。信頼しているポケモン

選出率3位

 

エンペルトとつげきチョッキ かちき

控えめ 183(188)-×-109(4)-178(244)-126(36)-85(36)

なみのり/ラスターカノン/テラバースト/しんくうは

H:実数値奇数

B:意地特化パオジアンの聖なる剣を87.5%耐え

D:控えめガチグマのブラッドムーン+大地の力確定耐え

S:S84(s92振り)ガチグマ抜き

本構築の圧倒的MVP。エンペルトがいなければR2000は厳しかったと言っても過言ではない。チョッキエンペルトを強いと評価していた点はハバタクカミやテツノツツミ、ガチグマなど特殊ポケモンに滅法強いこととSVから上方修正された特性である。ハバタクカミに対してタイプ一致ラスターカノンで大幅に削ることができ、電磁波麻痺を2回連続で引かない限りは対面で負けることはなかった。また、構築全体でムーンフォースを打たれやすくしているため、エンペルト引きが安定し、Cダウンからのかちき発動の絶好のチャンスを作り出していた。能力ダウンを引ければ、エンペルトで3タテなんてことも多々。

次に草テラスにしている理由についてだが、地面技を半減にする要因もあるが、主にはハバタクカミのテラスで一定数いた水テラスを狩るためである。(要するにハバタクカミ絶対ヤるマン)他にも構築全体で重かったヘイラッシャや水ウーラオスへの打点として草テラバを採用していた。正直、カイリューへの打点として、れいとうビームが欲しいと思うことはあったが、あくまで役割対象に絶対的な役割を持たせることを優先した。また、しんくうはをレイビに変えれば?という意見をもらうこともあったが、しんくうははパオジアンへの打点、襷・頑丈剥がし、悪ウーラオス圏内に入れるなどしんくうはの需要が非常に高かったため、レイビを採用することはできなかった。

ハバタクカミに強い他にもガチグマのブラッドムーンに後出ししてから倒せる可能性があることやツツミに対して無限に受け出しができるなどこのポケモンには可能性しか感じなかった。

エンペルトがいることによって特殊ブーストエナジー持ちを対面で処置、もしくは引かせることによってスカーフ悪ウーラオスの通りが良くなり、ハバタクカミやツツミに役割を持ってもらうことで構築全体の幅を広げることができた。(ウーラエンペの並びも非常に強かった)

最強のポケモン

選出率1位

 

【構築の強み】

構築の強みは、①それぞれのポケモンにハッキリとした役割があり、勝ち筋・負け筋が見えやすい点、②命中不安定技を一つも採用せず、運負け要素を最大限なくした点にある。

①に関して、対戦全体をイメージする上で一番大切なことであると考えていたため、6体全てのポケモンに明確な役割を持たせ、対戦を組み立てやすくできるようにしていた。選出や対戦においても少しでも迷いを減らし、自分の描く対戦にすることができた。

②に関しては、「技を当てれば勝てる」という状況が不毛に感じたため、自分側からだけでも運要素を排除した。そうしたことによって明らかに安定感が増し、勝率は向上した。また、精神状態も安定し、特に最終日は最後まで冷静な状態を維持したまま挑むことができた。

 

【Special Thanks】

・ねもはるさん(ねもママ)

もうねもはるさんには頭が上がりません…

ねもはるさんがいなければ間違いなく目標を達成することはできませんでした。ねもはるさんにはポケモンの取り組み方から私生活まで全てをマネジメントしてもらい、自分の強み、弱みを明確にした上で細かく目標をいただき、小さな目標を徐々にこなした末、最終的にR2000を達成することができていました。目標を立ててもらったことによって潜りすぎて溶かすこともなく、安定した精神状態を保つことができ、最終日は負けても悟りを開くほどに安定していました。

ねもはるさん改め、ねもママには感謝してもしきれません…

 

・ぽぽさん、もふもふくん

この二人には幾度となく背中を押してもらい、勇気づけられました!

構築相談にも真剣に乗ってもらい、応援してもらっている分頑張らなければという気持ちになれました。

特にぽぽさんは最終日体調が悪い中、夜遅くまで付き合ってもらいありがとうございました!

もふもふくんは早く復帰して欲しい!(研究頑張って)

 

・ガラオボ鯖の皆さん

最終日終盤、少しだけお邪魔させてもらいましたが、みんなが真剣にランクマに取り組んでいる姿をみて、R2000から潜る勇気をもらうことができました。

勝手ながら、このような環境を共にさせてもらっていることにとても感謝しています…

 

【最後に】

実はS3からS11までポケモンをお休みしており、ディンルーって強いの?から始まったレギュレーションE環境でした。そのため、S12は序盤からランクマに潜り、環境を知ることから始まりました。その甲斐あって、シーズン中盤には構築のベースは固まり、練度を上げるとともにさらに環境に適応した構築にするため改良を続けました。ねもはるさんをはじめとするポケモン仲間のおかげで知識もつけることもでき、8ヶ月のブランクは一瞬にしてなくなったような気がしています。

このような経緯もあり、S12は以前より増して、人の暖かさと仲間という存在の心強さを感じることができたシーズンとなりました。だからこそ、応援してくれていた仲間の思いを背負って頑張ることができ、目標を達成することができたのではないかと思います…

(結論、S12は気持ちで勝ちました)

 

ポケモンを楽しむことを大前提に、次の目標は最終2桁!!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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Twitterアカウント:@sekhme_poke

それではまた…